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【墓じまいのトラブル】「永代供養」という言葉に注意 納骨堂の破綻で遺族が遺骨を取り返せなくなった例も

改葬先が経営破綻!?

 お墓じまい総合サポート援人社代表の竹田繁紀氏も「“永代供養”という言葉には要注意」と話す。

「『永代』という言葉には、“永遠”のイメージがありますが、あくまで“寺の代が続く限り”という努力目標。改葬した翌年にお寺が閉鎖することもないとは言えません。昨年、北海道札幌市の納骨堂が経営破綻して、土地・建物が差し押さえられたために利用者が遺骨を取り返せなくなったケースも注目を集めました。そのようなリスクも含めて改葬先は慎重に選ばなくてはなりません」

 法律上、墓の承継者には自由に墓じまいと改葬を進める権限があるが、親族とも相談しながら慎重に決める姿勢も重要となる。

※週刊ポスト2023年11月17・24日号

次のページ:【表】墓じまいから改葬までの7つの流れと注意したいこと
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