【1】ボーナス月設定を使う
多くのネット証券では、年2回までのボーナス設定が可能です。これは毎月の積立とは別にボーナス月に多く購入できるしくみです。11月と12月、2回に分けて残り枠分の金額を買いつけることができます。ただし、クレジットカードでの決済ではボーナス設定ができません。この場合は、ボーナス月の買い付けは現金決済になります。
【2】買い付け日を変更し、月に複数回積立を行う
たとえば1日に積立日を設定している場合、その買い付けが行われたあとに10日に設定しなおします。さらにまた買い付けが行われたあと20日に設定しなおします。そうすると月に3回買い付けることができます。
配当の再投資に要注意
つみたてNISAの口座内で得られた分配金が再投資された場合は、その金額も非課税枠を消化します。月の上限額3万3333円を積立設定している場合は、分配金が再投資されていれば、12月で枠が足りなくなり、3万3333円の積立ができなくなってしまいます。それを避けるためには「NISA非課税投資枠使い切り設定」を使いましょう。残り枠の金額で買い付けしてくれるので、非課税枠をきれいに使い切ることができます。
楽天証券なら増額設定の活用も
たとえば楽天証券には、非課税枠を使い切るための増額設定を行うことができます。たとえば8月からつみたてNISAを始めた場合、残り5ヶ月だと満額の月3万3333円の積立だと16万6665円(3万3333円×5ヶ月)しか消化できません。そこで、月4万6667円の増額設定を行うと23万3335円(4万6667円×5ヶ月)で合わせて40万円となります。月いくらの増額をすればよいかは、自動的に提示してくれますので、計算する必要はありません。楽天証券を利用している方は、この方法がいちばん便利な使い切りテクです。ただし、増額設定分はカード決済不可なのでご注意ください。