「仕事終わりに吸って欲しい」という声も
定期的に美容サロンに通っている女性・Bさん(30代)は、エステティシャンの呼気や指についたタバコの臭いに過敏に反応してしまうと話す。
「毎月、フェイシャルエステに通っています。いつもの担当さんではないとき、マスク越しに呼気からタバコの臭いがしてきたんです。私は副流煙がすごく気になるタイプ。過去に喘息だったこともあり、『あ、これは喫煙者だ』と不安になってしまいました……。そのあと顔を触られた際には、指から強いタバコの臭いがしてきました。おそらく、施術に入る前に一服していたのではないでしょうか。
その時は、一度耐えればいいと我慢したのですが、客の顔を触る職業ならタバコには気を遣って欲しいです。店舗のマニュアルには、タバコについてのルールはないのでしょうか? 私たちは決して安くない値段で癒しを求めに訪れています。香りは癒しにとってすごく大切な要素。愛煙家ならば、せめて仕事が終わった後に吸ってほしいと思います」(Bさん)
直接、客の肌を触る美容関係の職種。彼女たちのなかにも愛煙家はいる。「職業柄、吸って欲しくない」という客もいるなかで、どこまで応えるのがプロなのか。Bさんが指摘したように、店側が明確なルールを示すのも一つの解決策かもしれない。