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何としても痴漢・盗撮を疑われたくない男性たちの努力 「電車内では鞄を前にしてバンザイ」「女性の後ろではスマホをしまう」

「最近では『匂いをかがれた』『息を吹きかけられた』という被害の告発もあるようなので、マスク着用も欠かせません」と様々な対策を講じている人も(イメージ)

「最近では『匂いをかがれた』『息を吹きかけられた』という被害の告発もあるようなので、マスク着用も欠かせません」と様々な対策を講じている人も(イメージ)

痴漢冤罪リスクを考慮して保険に加入

 痴漢冤罪リスクを考慮して保険に入った人もいる。40代男性・Cさん(IT企業勤務)が保険に加入したのは、実際に痴漢を疑われた経験からだという。

「満員電車で、スマホを取り出そうとしたんですが、バッグかポケットか、どこに入れたかわからなくなって、ちょっとモゾモゾしていたんですよね。そうすると、近くにいた女性からめちゃくちゃ睨まれたうえ、『何してんの?痴漢? 盗撮ですか?』と声を張られてしまったんです。それ以来、満員電車に乗ることが怖くなりました。そのことを妻に相談すると、保険加入を勧められました。

 痴漢に間違われた時、弁護士に電話すればアドバイスをもらえたり、現場に駆けつけてくれるという保険です」

 女性も男性も心地よく電車を利用できるのが一番だが、痴漢・盗撮の被害が後を絶たない現実がある。李下に冠を正さず。たとえ無関係であっても、“防衛策”を講じる男性は今後も増えていくのかもしれない。(了)

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