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老後の友達付き合いの落とし穴 “友人”と“お仲間”を一緒くたにする勘違いに注意、浅い関係性の相手はトラブルの元

トラブルに発展しやすい浅い関係性の“お仲間”

 さらに宮本氏は、「そもそも、“お仲間”と“友人”を一緒くたにしてはいけません」という言い方で注意を促す。

「ちょっとした趣味の関係やSNSでつながった程度の知り合いは単なる“お仲間”で、いちばんトラブルに発展しやすいのがそれくらいの浅い関係性の相手です。

 家族にも言えないようなことを話せたり、困った時はお互いに助け合おうと思えたりするのが本当の“友人”。人間関係を整理するうえでも、そこを区別しないと失敗します。“お仲間”を無理に増やそうとする必要はないし、面倒だと思ったら迷わずいつの間にかフェードアウトすればいい」(宮本氏)

 人生後半戦の人間関係には優先順位があって当然という考え方だ。本当の“友人”かどうかを判断していくうえでは、直近の交流の頻度を気にしなくてもいいという。

「むしろ、昔は気が合ったけどなんとなく連絡を取らなくなった相手と、改めて友人関係を築き直してみるのもいい。完全な新規開拓をしようとする苦労やリスクよりも、いい結果につながることが多いです」(宮本氏)

※週刊ポスト2024年1月1・5日号

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