この1月1日から、市販薬の購入がお得になるうれしい新制度がスタートした! その名は“セルフメディケーション税制”。対象商品を年間1万2000円超買うと、所得税と住民税が節税できるシステム。軽い風邪程度なら、病院で長時間待って診察代と薬代を払うより、時間もお金もお得になるこの制度を使った方がいいかも?
ズバリ、セルフメディケーション税制は、市販薬の購入を国が後押しする制度だ。この制度には、『自分の健康に責任を持ち、軽い不調は自分で手当てしよう』という考え方を浸透させる目的がある。病院に頼らず、市販薬を活用して健康管理をする人には、国が税金を優遇。この制度により、国が払う医療費の削減を目指している。
セルフメディケーション税制について、3つのポイントを解説する。
【ポイント1】「控除対象」マークのついたレシートを保管
市販薬ならなんでもいいわけではなく、控除対象となる商品を選ぶのが最初のポイント。対象商品には、パッケージのどこかにマークが印刷されているかシールがついている。