2024年1月31日をもってソフトバンクは3Gサービスを終了する。auは2022年3月31日にすでに終了しており、NTTドコモは2026年3月31日で終了する。ガラケーサービスも風前の灯だが、そんな状況下、ソフトバンクの3Gガラケーを使っていたネットニュース編集者の中川淳一郎氏(50)は先日、NMP(ナンバーポータビリティ)を使ってドコモに乗り換えたという。スマホ全盛時代でガラケーが使えるのもあとわずか、という状況の中で、なぜそこまでガラケーに固執するのか。中川氏がリポートする。
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今回のソフトバンクからの乗り換えは、スキャンダルを起こした埼玉西武ライオンズの山川穂高選手を獲得した福岡ソフトバンクホークスに抗議する目的ではありません。あくまでも日々、電話をかけるのがウザかったからなんですよ。
スマホの人は知らないかもしれませんが、今年の9月以降、ソフトバンクガラケーから電話をかけると、一定の頻度で「もうすぐ3G終わるからさっさと別契約しろよ(意訳)」という約1分に及ぶ電子音のアナウンスを聞かされる。途中でブチッと切ってリダイヤルをしてもまたこのアナウンスが来る。4回目でようやく普通に電話ができるようになったりします(毎度そうというワケではない。次は喋れることもある)。
そして、ソフトバンクからは「1月31日までに契約内容を変更しなかったら契約を終了し、自動的に解約となります」というお知らせもいただきました。4G用ガラホも無料で準備してあげるよ、というオファーはあったものの、私の住む地方都市にはソフトバンクショップが近くにない。
だったら高齢者を中心に、いまだガラケーユーザーが多いドコモに乗り換えてしまえばいい、と考えるに至ります。たまたまドコモ勤務の知り合いもいましたし。携帯キャリアに対するロイヤリティ(忠誠心)なんてもんは一切あるワケもないので、こんな時に乗り換えるのには何の躊躇もない。
面倒くさいのは手続きだけで、これさえ乗りきればしばらくは快適になる。というわけで、知り合いに頼み、ドコモショップへ行ったのですが、結果的に今まで使っていたソフトバンクのガラケーはドコモ回線では使えないものの、ドコモ対応の4Gガラケー(実際はガラホ)を1円で買えることになりました。
さらに、これまでの月額約3300円から約2800円になりました。ドコモは通話し放題です。どう考えてもこちらがいいではありませんか。