もうすぐ確定申告の季節。申告で税金を取り戻せる人ならいいのだが、支払わなければならない人には憂鬱な作業だろう。しかし、そんな憂鬱を少しだけ軽くしてくれる税制改正がなされた。2017年から、申告所得税などの国税を専用サイトからクレジットカードで納付できるようになったのだ。
これまで国税の納付は現金が原則だったが、クレジットカード払いができるようになれば税務署の窓口に出向く必要がなくなり、24時間いつでも手続きできるので利便性は飛躍的に高まる。そして何といっても、クレジットカードの利用に応じて付与されるポイントが、国税の支払いで貯められる可能性があることに注目したい。通常のショッピングと同様の条件で付与されるかはカード会社の判断によるが、もし高還元率のカードでポイントがつけばかなりお得になる。
特にお得度が高いのは、請求の際に利用額の1%が差し引かれ、事実上すべての買い物が1%オフになる「P-oneカード」だ。こちらが通常の買い物と同じ対応になるなら、税金を1%割引にできることになる。年末に広報に問い合わせてみたところ、「現時点では通常のショッピングと同じ対応になるが、今後変更になる可能性もある」とのことだった。