がんに気づいたきっかけは食欲不振だったという。闘病中の森永さんが、本誌・女性セブンの取材にこう語る。
「食欲が以前の半分ほどまで落ち、医師のすすめもあって11月に人間ドックを受診したら影が写っていたんです」
その後、何度か検査を受けるも確定診断が出ず、セカンドオピニオンを受診した。お腹に水がたまる腹水の症状も出て、胃がんも疑われたが、結果的にすい臓がんという診断が下されたのだという。
森永さんの知人らをさらに驚愕させたのが、見つかったがんが、すでに「ステージIV」だったことだ。
一般的にすい臓がんは、初期の段階では自覚症状が出にくく、検査による早期発見も困難とされる。しかも、転移のスピードが速いため、見つかったときにはかなり進行している――というケースが多い。
「森永さん自身も元日のラジオで、すい臓がんのステージIVを告知されたとき、医師から『このまま何もしないで放っておくと、桜は見られないだろう。2か月くらいしかもたない』と“余命宣言”されたことを明かしました」(前出・森永さんの知人)
森永さんは、がんに打ち克つ決意をこう語る。
「静かに過ごす手もあったんですけど、がんと闘うという決意をして、抗がん剤を打ち始めたところです。効くかどうかはまだわからない」
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