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Z世代が恋人に求める「3低」の“低リスク”は「ネットリスクの低い人」 自分がSNS中毒でも交際相手には「SNSをあまりやっていない人がいい」

更新頻度が高すぎると「地雷」女子認定

 この考え方は女性だけではないようだ。都内の国立大学に通う男子学生のBさん(21歳)は、交際する際には相手のSNSの利用方法を細かくチェックするという。

「今の時代、僕を含めて、恋愛で悪目立ちをすることを嫌う若者が多いと思います。よくアイドルが恋愛で『匂わせ投稿』で炎上したりしますが、一般人でもそういうものは噂のタネになるので嫌われる傾向があります。スクショされ、裏でネタにされるんじゃないかという不安をみんな抱えていると言いますか……。だからSNSトラブルにおける『低リスク』は大事な要素です。

 たとえば僕と友人がよく使っているSNSアプリは、インスタのストーリー機能、Threads(スレッズ)、X(旧Twitter)、TikTok、スナップチャット、BeReal(ビーリアル)。このどこかひとつにでも黒歴史を残してしまうと、あとから掘り起こされるんじゃないかと不安になります。自意識過剰と思われるかもしれませんが、これがSNSに毒されている僕のリアルなんです」(Bさん)

 このようにSNSのリスクを認識しつつも、Bさんはこれらのアプリを消去したり、投稿を止めることはできないという。だからこそ交際相手には、「SNSをあまりやっていない女子」が理想だと続ける。

「自分自身がSNSを過剰にチェックしてしまう人間なので、交際相手にはSNSをあまりやっていない子がいい。SNSなんて気にしないし、ほとんど見ていないような子が理想です。逆に言えば、インスタのストーリーが“切り取り線”(※更新頻度が高いと、コンテンツが切り取り線のように表示される)のようになっている女子は絶対に無理。

 あとは、すぐに鍵アカにしたり解除したり、“ブロ解(ブロック解除)”を繰り返すような子も『地雷だな』と思ってしまう。純粋に恋に落ちるということはなくて、知り合った女の子のSNSの使い方をめちゃくちゃリサーチしたうえで、関係を深めるかを考えます。もちろん恋人というだけでなく、“いずれ結婚を考える相手”という意味でもチェックしてしまいますね」(Bさん)

 デジタルネイティブ世代として生まれ育ち、幼少期からSNSに慣れ親しんできたZ世代にとっては、SNSリスクが低い(=低リスク)が交際相手を選ぶ際の重要な要素になっているようだ。とはいえ、それを相手にだけ求めるという矛盾については無自覚なことが多いのは気になるところだ。

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