パチンコのMAXタイプとは、大当たり確率が約1/399で、ひとたび確変(RUSH)に入れば大量出玉が期待できるという射幸性の高い機種だ。現在のホールには設置されていない。
「MAXタイプが登場し始めたのは2005年頃だったと思います。当時の出玉規制の中の最大限のスペックということで、MAXタイプ、MAX機などと呼ばれていました。機種によって性能に違いはありますが、大当たり確率を規制いっぱいまで下げて、その分確変(RUSH)に入った時の期待出玉を増やすというのが基本です。射幸性の高さゆえに、ホールでも人気機種となっていました。
しかし、2015年11月にスペックに関するルール変更があり、大当たり確率の下限が1/320に変更され、射幸性が高すぎるMAXタイプはホールから消えていきました」
『P緋弾のアリア 緋緋神降臨 ラッキートリガーVer.』は、そんなMAXタイプに近いスペックになっているというのだ。
「同機の実際の大当たり確率は1/192.7ですが、液晶画面上で図柄が揃うのは実際の大当たりの約半数となっていて、その確率は1/399.9。図柄が揃った大当たりが、一定の確率で通常のRUSH、ラッキートリガー、時短に振り分けられるという形です。
見た目上の図柄揃い確率が約1/399で、爆発力の高いラッキートリガーを搭載しているという意味で、たしかにMAXタイプに近いものだと言えます。
とはいえ、当然ながら現在の出玉規制の範囲内の機種なので、かつてのMAXタイプほどの爆発力は実現できていないと思われます。この手の機種は実際にホールに導入されてみないとわからない部分も多いのですが、“図柄揃い確率が約1/399”というハイリスクに見合うだけのリターンがあるかどうかによって、ユーザーの支持も変わってくるでしょう」