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【一人暮らしの若者の“食パン離れ”】「付け合わせを考えるのが面倒」「食パンよりロールパンがお手軽」 一方で高齢者は「生活に欠かせない」

70代女性は「量の目安がつきやすいし、用意も後片付けも楽」

 そうした若い世代の声がある一方で、高齢者の中には好んで食パンを食べている人も少なくない。パート勤務の70代女性・Dさんは、「食パンは生活に欠かせない」という。

「お米は好きですが、炊くにしても、少しやわらかくしないと食べにくい。その点、食パンはやわらかくて手軽に食べられるので、いいですよね。手でそのまま食べるのでお箸からこぼれるというようなこともありませんし」

 年齢を重ねて少食になったことも大きいという。

「食パンは量の目安がつきやすくて便利だし、基本的に用意も後片付けも楽。お米だと炊くと炊飯器を洗わなくちゃいけないし、パックご飯は楽ですが、量が多いことがあります。

 若い頃は5枚切りを買っていましたが、最近買うのは8枚切り。一枚まるごとでも、カットしてでも、冷凍しておけば、そのままトースターに入れるだけ。納豆なんかを乗せてもおいしいですよ」(Dさん)

 もちろん、高齢者と比べて若い世代のほうが自炊をする人が少ないという理由もあるのかもしれないが、世代によって食パンの印象は大きく異なっているのかもしれない。(了)

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