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6歳児をひとりで買い物に行かせたら「児童虐待では」とご近所から注意されたけど… 児童虐待の法律上の定義を弁護士が解説

 近所のスーパーに買い物に行かせても、途中で交通の危険がないような場合、怖い思いはしませんし、買い物に困っても、怒られたりする心配もありません。たいていは店員さんから褒められ、本人も気をよくして帰宅し、親も成長を実感します。時間帯も人通りが少ない夜間に買い物に行かせれば、6歳の子供では不安が大きいかもしれませんが、日中であれば、その恐れもありません。

 近所へのお使いは、道中が危険だったり、店の応対が極めて乱暴である等の特別な条件がない限り、児童虐待と解されることはないはず。虐待だと注意する、ご近所さんの心配は、あなたのお子さんを思ってのことでしょうから、感謝して聞き流せばよいのです。

【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。

※週刊ポスト2024年2月23日号

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