純資産総額や資金流出入額はあくまで参考程度で、大切なのは長期で運用する視点を忘れないことだと話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんだ。
「それらはあくまでも過去の実績やいまのトレンドなので、将来を100%保証するものではありません。しかし、商品を選ぶうえでの参考にはなります」
より安定を求めるなら、これまでになるべく長い期間運用されているファンドにこそ注目すべきということだ。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんが続ける。
「新NISAが注目を集めているいまは新しいファンドも増えてきています。ですが、できるだけ設定から時間が経っているものの方が、いろいろな時期の実績を確認でき、ファンドの真の実力を測りやすいといえます」
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