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【新NISAの投資信託選び】人気度がわかる「純資産総額」ランキングの読み解き方 上位は「S&P500」「オルカン」など

「つみたてNISA」純資産総額ランキング(13~20位)

「つみたてNISA」純資産総額ランキング(13~20位)

純資産総額が増えると信託報酬が下がる投信も

 純資産総額にはみんなから集まったお金だけでなく、それを元に運用して増えたお金も含まれる。

 つまり、純資産総額が一定期間内に大きく上昇していれば、そのファンドは急激に人気が高まっているということを示す。ファイナンシャルプランナーの松岡賢治さんが言う。

「純資産総額が値上がりしていると、ファンドそのものの評価額が値上がりしているということにもなります。人気を集めているだけでなく、運用がうまくいっているファンドを見分けることにもなるでしょう」

 純資産総額ランキングを見ると、アメリカの有力な500社で構成される株価指数「S&P500」に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や、通称「オルカン」とも呼ばれる全世界の株価指数に連動する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などの大きさが際立っている。

「純資産総額が大きいと、買った人へのメリットもある。例えば、ランキングの上位を占めている『eMAXIS Slim』シリーズは、『信託報酬』という運用中にかかるコストを業界最低水準にすることをめざしており、さらには一定の純資産総額を超過した部分により低い信託報酬率が適用される『受益者還元型信託報酬』を採用しています。そうした受益者還元を重視しているかどうかも、いいファンドを選ぶ条件の1つにするといいでしょう」(横山さん)

※表は「みんかぶ」の「投資信託売れ筋ランキング」をもとに本誌・女性セブン作成。

※女性セブン2024年2月29日・3月7日号

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