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資産300億円以上「特級富豪」のお金の使い方 ゴルフ場・ワイナリー・ホテルそのものを所有、“病棟設立”など庶民に見えないところで大金動かす

「特級富豪」はスケールが違う…(イメージ。Getty Images)

「特級富豪」はスケールが違う…(イメージ。Getty Images)

 日経平均株価が史上最高値を更新し、日本経済は今「令和バブル」を迎えている。その波に乗って、IPO(新規上場)などで新たな「超富裕層」も次々と誕生。「お金持ち」にもランクがあり、資産10億円以上の「一級富豪」と、それを凌駕する資産300億円以上の「特級富豪」が存在する。彼らの日常の生態には、似て非なる特性があるようだ──。【前後編の後編。前編から読む

名門倶楽部の会員どころかゴルフ場そのものを所有

 富裕層には大人の社交場とされるゴルフの愛好家も多い。一級富豪は小金井カントリー倶楽部や霞ヶ関カンツリー倶楽部など入会要件が厳しい名門倶楽部の会員をめざすが、特級富豪はゴルフ場そのものを保有する。

 オービックの野田順弘会長は、2019年5月に来日した米国のトランプ大統領が安倍晋三元首相とゴルフをした茂原カントリー倶楽部のオーナーだ。なお、ソフトバンクグループの孫正義会長とファーストリテイリングの柳井正会長はともに自宅の敷地内にゴルフ練習場を完備している。

 そうしたプライベートやビジネスでの移動手段も、一級富豪は飛行機のファーストクラスといったところだが、特級富豪は次元が異なる。

 最高月収5億円を稼いだ伝説のキャバ嬢で、実業家の“エンリケ”こと小川えり氏は、ドルチェ&ガッバーナが毎年イタリアで開催するコレクション「アルタモーダ」に参加したことがある。小川氏が語る。

「アルタモーダは上得意や世界的なセレブが集まります。私は普通の飛行機で行きましたが、自家用ジェットで颯爽と飛んでくる参加者が少なくなかった。彼らは3000万円するドルガバの衣装も、ポンと気軽に買っていました」

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