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マクドナルド「レジ袋有料化」で消費者たちの心配事 「エコバッグの中でドリンクがこぼれたら…」「セットメニューにはレジ袋が必須」

マクドナルド「レジ袋有料化」に消費者たちの本音は(Getty Images)

マクドナルド「レジ袋有料化」に消費者たちの本音は(Getty Images)

 日本マクドナルドは4月から、プラスティック製のレジ袋を長崎県内の全店舗(佐世保基地店をのぞく)において有料化する。価格はレジ袋の大きさに関係なく1枚5円で、その後全国の店舗への拡大を検討しているという。

 地球温暖化の原因と言われる温室効果ガスの排出量の“プラスマイナスゼロ”を目指す「ネット・ゼロ・エミッションの達成」を目標に掲げているマクドナルド。これまでも、木製のカトラリーやストローを導入するなどの取り組みを実施している。長崎県におけるレジ袋有料化のほかにも、埼玉県内の3店舗において『マックフルーリー』の新パッケージ導入(4月から)や東京都内の一部店舗における紙カップのリサイクルテスト(2月から)なども実施する。

 2020年に施行された容器リサイクル法改正法によって、スーパーやコンビニエンスストアなどの小売店やテイクアウトのできる飲食店などを対象に、レジ袋の有料化が義務化された。地球温暖化対策に寄与する植物由来のバイオマス素材が25%以上配合されているレジ袋については、企業側が有料と無料の選択が可能で、マクドナルドはバイオマス素材を使ったレジ袋を使用、これまで無料で提供していた。

 マクドナルドとしては、さらなる温暖化対策に取り組むためのレジ袋有料化となるわけだが、ポテトの油がエコバッグに沁みる可能性や、飲み物が安定しないといった理由から、レジ袋の必要性を強く感じているという消費者たちの声もネット上では目立つ。

 外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。

「マクドナルドのようなファストフードや、お弁当の専門店などのレジ袋は、商品の形態に合わせて作られているため、持ち運びやすいというメリットがあります。

 たとえば、ハンバーガー専門店の場合、通常のレジ袋のほかにドリンク専用サイズの細長い袋があり、ドリンクをその専用の袋に入れたうえで、通常のレジ袋にほかの商品とともに入れることもある。そうすることで、袋のなかでドリンクが倒れることを防ぎ、仮にドリンクが倒れてしまっても、中身がこぼれるのは専用の袋のなかなので、バーガーやポテトなどが濡れてしまうこともない。

 今後、マクドナルドでレジ袋が有料化するとなると、エコバッグを使用する消費者も増えるでしょうし、そうなると、ドリンクがこぼれるといったアクシデントも起きやすくなることが予想されます」

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