報道翌日のスポンサー銘柄4社の株価推移
大谷翔平のスポンサー企業は幅広い業種にわたるが、ニューバランスや興和、西川など非上場企業も少なくない。日本市場の主な上場企業ではCMに出演する三菱UFJフィナンシャル・グループ、日本航空、コーセー、セイコーグループがある。この日の日経平均株価の終値は、前日から744円高の3万9910.82円を記録し、史上最高値を更新して4万円目前の水準となった。
日本市場全体が沸騰するなか、大谷関連銘柄4社を見ると、セイコーグループが前日比85.0円高(+2.43%)の3570円、三菱UFJが28.5円高(+1.84%)の1570.5円と上昇を見せた一方、日本航空15円安(▲0.54%)の2781.0円とほぼ横ばい。コーセーは315円安(▲3.77%)の8046円と値を落とした。
「昨年12月に大谷とドジャースの超大型契約が決まった時は、コーセーの株価も上昇していましたが、今回は下落。2月14日に発表した同社の2023年12月期連結決算の純利益が前期比38%減の116億円だったことが大きい。“大谷効果”のプラスがそれを補って余りあるところまではいかなかったということでしょう」(前出・ベテラン経済ジャーナリスト)
大谷翔平が伴侶を得てさらなる活躍を見せれば、スポンサー企業にとっても高い宣伝効果が見込まれるようになる。“大谷効果”への期待は、結婚後も膨らむばかりだ。