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【北海道ニセコバブル】現地住民が明かす「おにぎり1000円」の物価高騰よりも深刻な問題

たくさんのゴミ…

たくさんのゴミ…

 むしろ現地住民が頭を悩ませているのは、マナーや安全面の問題だという。

「正直、物価よりもゴミ問題に注目してほしいです。海外は外でお酒が飲めない国が多いし、お酒の金額も日本は安いじゃないですか。なので、海外観光客はみんなコンビニでお酒買って、外で飲んで、その缶を道に捨てていく。道は空き缶だらけです。

 それに加えて、治安も悪くなってきた印象があります。この前、僕の知り合いが深夜1時くらいにニセコの中心部を車で走っていて、酔っ払いがたむろしていた路地を抜けようと徐行しながら運転していたら、後ろからボンって車を蹴られたと言っていました。

 日中、海外の観光客がそんなことをしているのはあまり見たことがないんですが、夜お酒を飲んで酔っ払っている人たちは思わず羽目を外しちゃうんでしょう。このままどうなっていくのか不安ですね」

ゴミを目当てに集まるカラス

ゴミを目当てに集まるカラス

コンドミニアムに投資すると年10%程度の想定リターン

 國學院大學の観光まちづくり学部観光まちづくり学科の梅川智也教授は、ニセコの現状についてこう話す。

「ニセコの物価高騰は人件費や燃料の高騰が原因だとよく報道されていますが、それ以外にも、海外の食事の価格設定を反映して値段を上げている面もあると考えられます。スキー場は短い冬のシーズン中に利益をあげなければいけないため、海外富裕層を相手に稼げる分だけ稼ごうとしているものと考えられます」

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