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森口亮「まるわかり市況分析」

4万円超えの日経平均株価、テクニカル分析から導き出される「次なる目標株価」

 外国人投資家たちは日本の株式売買シェアの約6~7割を占めており、その買い越しは市場に大きな影響を与えています。しかし、史上最高値更新の週(2月22日)における投資主体別の売買動向を見ると、2024年で初めての売り越しに転じたことが明らかになっています。これは、急激な株価の上昇に対する需給動向に変化が見られる兆しであり、3月以降は短期的な急変動のリスクが高まる可能性も示唆しています。

 また、「セル・イン・メイ」などの季節性を考慮すると、5月には目標株価である4万1883円付近で株価が一旦頭打ちになる可能性が、過去のパターンから高いと考えられます。

 短期間での急速な株価上昇を目の当たりにすると、「買わざるリスク」を感じる方もいるかもしれません。しかし、株価は上昇局面であっても、調整期間を経ながら推移するのが一般的です。焦って投資するのではなく、自身のリスク許容範囲内で慎重に取引を行うことが、これからの市場で重要な戦略となるでしょう。

【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。

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