自分の年齢を受け入れ、老いた体を慈しむために手をかけることで、新たな美しさを手に入れる。ほかならぬ、たったひとりの自分を幸せにするために。そうした意識の変化は、新しい美を提供すべく日々奔走する化粧品メーカーも強く感じているという。ポーラブランドクリエイティブ部B・A開発チームチームリーダーの田代恵実さんが話す。
「特にコロナ禍以降、美容への意識が高まり、忙しい日々を送るなかでも、スキンケアやメイクを毎日の楽しみとしてポジティブに捉えるかたが多くなっている印象があります。加えて、商品選びの際も流行や人気度よりも使っていて心地がいいものがいちばんという“自分目線”が、より強くなっていることも感じています」
※女性セブン2024年3月21日号