トレンド

大谷翔平の愛犬デコピン 大スターが超希少種のコーイケルホンディエを選択したことにペット業界が安堵する理由

生後10週間のコーイケルホンディエのかわいい写真(dpa/時事通信フォト)

生後10週間のコーイケルホンディエのかわいい写真(dpa/時事通信フォト)

一過性のブームで悪徳ブリーダー出現の懸念

 世界的スターがペットを飼う場合、予想もしなかった事態を招くこともある。かつて、日本原産の柴犬をレディー・ガガをはじめとするスターたちが飼っていることを公表した結果、ここ10年ほどで世界的な柴犬ブームとなった。その影響もあってか中国ではSNSのインフルエンサーが飼い始め、価格の高騰や悪徳ブリーダーによる詐欺、ずさんな管理が横行し、犬種自体が危機に晒されてしまう事態も危惧されているという。一時の流行が犬に与える影響は少なくない。前出・阪根氏が言う。

「一過性のブームが起きると金儲けのために無理な繁殖をして流通させる悪徳ブリーダーが出現する懸念が高まります。犬の発情期は基本的に年2回。心あるブリーダーは母体の状態を見て交配を年に1回とするなど、遺伝性の病気などを排除して健全にその血を後世に繋いでいます。

 一方、お金儲けしか頭にないブリーダーは、親犬に遺伝的な病気があろうが、母体の限界を超えていようがお構いなしに交配するために、病気を持った子犬が生まれる確率が高まります。飼い主の手に渡ってから病気が発症したり、人気だからと安易に迎えたために飼いきれずに捨てる、保健所に引き渡すという悲劇がその時々に流行した犬種で散見されました」

次のページ:手に入りやすい犬を選ばない
関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。