“デパコス離れ”するアラサー女性たちの本音　「20代の頃は見栄を張っていた」「プチプラコスメでも効果を実感できた」

SNSで知ったドラッグストアコスメやプチプラコスメのコスパ

　テレビ局に勤務するBさん（32歳）は、成分重視でコスメを選ぶようになって、デパコス離れしたという。

「インスタグラムやX（旧Twitter）で美容アカウントが増えました。なかには皮膚科医の方や、美容マニアの方も多く、成分などを細かく教えてくれるんです。たとえば、『敏感肌には酸化亜鉛フリーの下地が良い』とか、そういう情報ですね。化粧水や美容液も、けっしてプチプラが悪いわけではないこともわかってきました。

　成分重視でドラッグストアコスメを使い始めるようになったら、みるみる肌が安定してきて、『デパコスで揃えていた時よりも、こんなにお安くていいの？』とびっくりで。安い分、ケチらずに使えますし、SNSで同じ肌質の方たちの口コミを見てから買うことで失敗も減りました。『ブランドじゃなきゃいけない』という理由はないな、と実感したんです。

　ただ、10代から20代はSNSに可愛いコスメの写真を載せたりしたいから、デパコスが欲しい気持ちもわかります。それでも、無理して背伸びしすぎない方がいいよ、と年長者からアドバイスしたいです（笑）」