【4】相続登記をする
必要書類を揃えたうえで、「相続登記申請書」を準備して法務局で相続登記を行なう。
「登記には登録免許税として固定資産税評価額の0.4%の費用がかかります。相続人が少ない場合は自分で手続きできますが、曾祖父の代から放置されるなど権利関係が複雑になっているケースでは、プロである司法書士に任せるのも一つの手です」(旭氏)
プロに依頼する費用はかかる手間によりケースバイケースだが、「都内で親から自宅を相続するケースで、実費と報酬を合わせて30万円くらい」と前出・野谷氏。
原則として、親が亡くなってから3年以内にこれら「相続登記」の手続きを終えなくてはならない。
別掲図にはそれぞれのステップでの「必要書類と費用」と「使える制度」も明記した。スムーズに実家の名義変更の手続きを進めてほしい。
※週刊ポスト2024年4月12・19日号