3000円で課金するか、おいしいものを食べるか
飲食店勤務の20代女性・Cさんは、「結局、生活費よりも優先順位は下がる」とスマホゲームへの課金を控えるようになった。
「私はこれまで“推しには惜しまない”を信条に掲げていましたが、生活費を削ってまで払うお金はないなと気付いてしまいました。
これまでは、課金の約3000円も“それぐらいなら仕方ない”というスタンスでしたが、こうもいろいろ値上がりし、これまで1000円ぐらいで食べられていたランチがもはや1500円、なかには2000円近くするものもあるとなると、3000円の重みも変わってきたというか……。
ゲームへの課金だと、3000円払っても何も得られないことがあるけど、おいしいものなら確実に食べられると思うと、ガチャを回すことに積極的になれなくなりました」
ゆるくなった財布の紐を結び直し、ゲーム課金との付き合い方を変えた人も少なくない様子。無理な課金ではなく、それぞれの「持続可能な課金」にシフトしつつあるようだ。(了)