iPhone 13、Pixel 6シリーズなど、今年も最新スマホが次々と発売されており、買い替えを視野に入れる人も少なくないだろう。なかにはiPhoneからAndroidスマホ、AndroidスマホからiPhoneといった機種変更をする人もいるが、仕様に不慣れなだけに、最初のうちは困惑するケースも多いとか。どういった点が「予想外」だったのか、良かったところ、悪かったところ、それぞれ聞いてみた。
Androidの自由度の高さに惚れ惚れ
メーカーに勤務するAさん(30代女性)は、iPhoneを約10年使ってきたが、iPhoneからAndroidスマホに乗り換えたばかり。きっかけは、iPhone 13への不満だった。
「新機種発表の時に、指紋認証の採用や、Lightning端子からUSB Type-Cへの変更を期待していたのですが、そうはならず……。値段も10万円を超えて高いので、それならいっそAndroidに替えるのもアリかと思ったんです」(Aさん)
これまで、スマホの買い替えでは家電量販店のiPhone売り場しか行かなかったAさんだが、Androidスマホを手に取ると、そのイメージが変わったという。
「Androidって、iPhoneより操作が難しいみたいな勝手なイメージがあったんですが、私には全然そんなことはありませんでした。高性能で、カメラスペックも高いのに、価格はiPhoneより安いものが多くて感動しました。4万~5万円で、かなりいい機種が買えますよね」(Aさん)
iPhoneからAndroidスマホに替えて良かった点は、「自由度の高さ」だそうだ。
「iOSと違って、Androidはアプリが豊富で楽しいです。ホーム画面のアイコンやフォントを自由にカスタマイズできるのも魅力的ですし、動作を高速化するために設定をいじって、自分の使いやすいようにカスタマイズできるのもいい。私はゲームを良くしますが、Androidは課金すると、ポイントがもらえるのも意外なメリットでした。外部ストレージ化できるのも便利。PCと連携できるし、気軽にデータを持ち歩けます」(Aさん)
Aさんは、購入したAndroidスマホに概ね満足しつつも、後悔している部分もある。
「iPhoneと違って、多くのメーカーから発売されていて多種多様で、性能にバラツキがある。そのため、自分にあったものを選ぶのはけっこう難しいとは思いました。私自身、ゲームをよくするので、もう少しお金を出してスペックの高い機種にすべきだったと思っています。でも、自分好みのAndroidに出会うことができれば、最高だと思います」(Aさん)