夫婦ともにリモートワークになったことで、お互いのライフスタイルの違いが浮き彫りになったというわけだ。
「あまりに空気が悪くなってきたので、最近では昼食は夫婦一緒ではなく、各々で済ませることにしました。夕食については、その日の夕方くらいまでにお互いのスケジュールを照らし合わせて、どちらが作るのか、それとも食べに行くのか、個人で済ませるのかを決めています。
コロナ離婚という言葉がありましたが、コロナ禍はまだ耐えていたんだなと今思いますね。今は実質的な家庭内別居に近いです。仕事と家庭の境目がなくなってしまうのは、難しい部分も多いですね」
日常が戻ってきたと言っても、コロナ禍によって変わった人間関係は、そう簡単に元通りになるわけではない。人々の試行錯誤はまだまだ続きそうだ。(了)