数あるカフェラテの中でおいしいのはどれか? その答えを探すべく、年間200種類、1000杯超のコーヒーを飲んでいるというコーヒーソムリエのKazuさんに、コンビニ、ファストフード、コーヒーチェーンのカフェラテを飲み比べてもらった。まずは、コンビニやファストフードでカフェラテが定着した背景について、Kazuさんに教えてもらおう。【特集・おいしいカフェラテ教えます!全5回の第1回】
1996年の「スタバの日本上陸」の衝撃
「ミルク入りコーヒーといえばカフェオレ」の時代を経て、いまやコンビニやカフェで見かけるのは、カフェラテ(以下ラテ)ばかり。いつ頃からラテが登場したのだろうか?
「アメリカ・シアトルのコーヒーチェーン、スターバックスが日本に上陸した1996年からだと思います。名物の『スターバックス ラテ』が紹介されると、“ラテ=おしゃれな飲み物”と、もてはやされるようになりました」と解説するのは、コーヒーソムリエのKazuさん。自身がコーヒーに目覚めたのも、約20年前に飲んだ「スターバックス ラテ」がきっかけだったという。
「ブラックが飲めず、甘い缶コーヒー一辺倒だったぼくは一口飲んで、『砂糖が入っていないのにおいしい!』と衝撃を受けました(笑い)。そこからコーヒーにハマり、ついには会社員を辞め、コーヒーソムリエとして活動するに至りました」(Kazuさん)
以下、Kazuさんが解説してくれた。