キャリア

リモートワーカーに試練の夏到来 電気料金値上がりで「猛暑手当が欲しい」「会社の経費は減っていても、社員の負担は増えていく」

会社側が経費として「在宅勤務時のネット接続料」を負担する場合の計算例(在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ/国税庁ホームページより)

会社側が経費として「在宅勤務時のネット接続料」を負担する場合の計算例(在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ/国税庁ホームページより)

会社の経費が減っている分、手当も増額してほしい

 テレワーク手当が支給されていても、不満を感じる人もいる。IT企業勤務の40代男性・Bさんは、「手当を増額してほしい」という。

「私の会社では1日200円くらいの手当がもらえます。ありがたいのですが、これから夏に向けて電気料金も上がっていくんだから、それに応じてテレワーク手当を増額してくれないかなと思ってしまいますね」

 Bさんが勤務する会社では在宅勤務を推進している。

「会社側としては、リモートワークを推奨することで、『経費削減』につなげたいという狙いがあるようです。すでにオフィスは以前より狭い場所に移転しています。通勤定期代を支給しなくてすむし、オフィスの賃料や光熱費を最小限に済ませたいんだろうと思います。会社の経費は減っているのに、社員個人の負担ばかりが増えていくのは納得がいかないですよね」(Bさん)

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