NISAまるごとお任せすることもできる
投資一任運用型のロボアド手数料は、運用資産に対して年率税込で1.1%が主流です。オルカンなどインデックス投信と比べるとお高いですが、自分にカスタマイズされたポートフォリオを自動で組んでくれることを考えると、かなりリーズナブルといえます。
ちなみに、ウェルスナビでは「おまかせNISA」というサービスを提供しており、NISA口座に入金するだけで、それぞれの枠・口座を自動で活用しながら、資産全体で最適なバランスになるよう買い付けしてくれます。つまり、わたしたちがああだこうだと言い合っているような、どちらの枠で、どんな銘柄を、どれくらい買ったらよいのかを一切合切お任せできるということです。さらに、資産売却時も、出金後の資産バランスが崩れないよう、最適なものから売却してくれるので、出口戦略においても悩む必要がありません。なるほど、人気の理由がわかります。
もちろんロボットにお任せしていれば100%間違いなく資産が増えるかというと、その保証はありません。少なくとも1.1%の手数料を払っていますので、それ以上で運用しないと利益は得られません。また、ロボアドは過去のデータから最適なポートフォリオを組みますが、過去起こったことないような予期できない相場の変動が起きた場合に、リスクを正しく評価できず間違った運用を行う可能性もあります。
ただ、AIや機械学習の進化により、さらに精度の高い運用が可能になる期待も十分持てますので、資産運用の手段のひとつとして検討の余地はありそうです。