3つの補助制度は併用不可。それぞれの特徴を知ろう
以下、3つの補助制度の特徴を解説しよう。
【子育てエコホーム支援事業】子育て世帯以外もOK。補助範囲が最も広い
物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯への支援が目的だが、それ以外の世帯もリフォームの場合は最大30万円の補助金が交付される。ビルトイン食器洗機やバリアフリー用の手すりの設置など、ほかの2制度と比べて、補助金の対象となるリフォーム工事の範囲が広いのが利点。
【先進的窓リノベ2024事業】断熱窓&ドアならこの制度がおすすめ
既存住宅の窓やドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに改修すると補助金が受けられる。補助対象工事の内容に応じて補助率は約2分の1で、一戸あたり5万円から最大200万円まで交付されるため、3つの事業の中で最も人気が高い。
「“子育てエコホーム”でも窓の改修で補助金は交付されますが、窓やドアだけならこちらの方が補助金が多い可能性が高いです」(杉浦さん)
補助制度の併用はできないので、賢く選ぼう。
【給湯省エネ2024事業】高効率給湯器の設置で8万~18万円の補助
家庭でのエネルギー消費量を削減するために必要な高効率給湯器の導入にかかる費用を補助する制度で、事務局に登録された製品を利用した工事が対象となる。
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