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夫の「今日は夕飯遅いね」にどう返答すべきか? 妻が自分の家事負担を減らすために取り組むべき“家事をやらない努力”

家事のやり方について家事への口出しはNG

 家族に家事を分担するにはどうすべきか。

「まずは家事がやりやすい環境整備から。そのために家の片づけをしてしまいましょう。物が多くごちゃついた家では、家族も何からやればいいのかわかりません。物を減らして家事が回りやすい環境にしてから、具体的にいつ誰に何をしてほしいか提案するのが効率的です」(片づけアドバイザーの石阪京子さん)

 家族も家事をしてくれるようになったら、自分の思う完璧を、家族に押しつけないことも大切だという。

「基本的なやり方を説明したら、後は見守りましょう。任せることで自分のやり方を見つけるので、口出しはNGです」(佐光さん)

 家事は妻や母だけがやるべきものではないという認識を家族と共有し、やってはいけない家事からは足を洗う。もう、妻や母だけが“家事の奴隷”になる必要はないのだ。

【プロフィール】
家事研究家・翻訳家 佐光紀子さん/重曹や酢など自然素材を使った掃除講座のほか、翻訳家としての経験から海外の家事事情などの研究も行う。『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社新書)など著書多数。

時間管理術研究家・料理研究家 浅倉ユキさん/「主婦のストレス値を下げる」をテーマにさまざまな事業を展開。「全日本ズボラ主婦連盟」の代表を務める。近著に『あな吉さんの家事をやめても愛されるズボラ主婦革命』(1万年堂出版)。

片づけアドバイザー 石阪京子さん/宅地建物取引士、不動産会社の経営者として家づくりにかかわるなか、顧客のための「片づけメソッド」が評判を呼び、現在は全国各地でレッスン・講演を行う。近著に『人生が変わる 紙片づけ!』(ダイヤモンド社)。

取材・文/植木淳子

※女性セブン2024年5月2日号

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