輝く未来を迎えるための個人の努力は、国をも成長させる。経済評論家の加谷珪一さんが指摘する。
「2000年から現在まで景気は低迷し続け、賃金よりも物価が高い生活と、30年弱ゼロ成長で迎えてしまったのが現在です。しかし日本ほどの市場規模があって教育が行き届き、技術やインフラなどもそろっている国はほぼ皆無です。
この先IT化を進めて生産性を高め、役所や企業が優秀な人材を登用して改革を進めれば、2050年までに日本経済は劇的に回復するはず。そのためには、一人ひとりが力を蓄えておく必要があるでしょう」
2050年、置かれた環境、直面している課題、見据える未来は人によってさまざまだろう。それでもさらなる2075年、2100年に希望を持てるような日々であってほしい。いま生きる毎日は、命と世代をつなぐ一日だと胸に刻んで生きていきたい。
※女性セブン2024年5月9・16日号