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結婚式の「ご祝儀3万円」は高すぎると感じる若者たちの本音 「出席するために節約するなんて本末転倒」「金額=お祝いの気持ちではない」

自由なはずなのに「欠席」が許されない同調圧力が怖い

 建設会社勤務の20代女性・Bさんは、「そもそも結婚式のスタンスが理解できない」と首をかしげる。

「結婚を周知するためならSNSで十分な時代です。今、結婚式をするのは新郎新婦側の都合というか、自分たちの記念のためですよね。それなのに、『ご祝儀が少なかった』と愚痴を言う夫婦を見たことがあって、わざわざ時間をつくってご祝儀を払って文句を言われるくらいなら、出席したくないなと思いました」

 Bさんは、周囲で結婚ラッシュが起きたころ、結婚式の出欠席にも戸惑った。同僚の結婚式にあたって、「欠席する」と返答したところ、「なぜ?」という質問攻めにあったという。

「出欠をとっているんだから強制ではないですよね。その回答になぜなのかっておかしくないですか? お金も時間もかかるから出席したくないだけです。

 出席するかどうかは私の自由であるはずなのに、欠席と回答すると理由をツッコまれ、特にやむにやまれない事情があるわけでもないことがわかると、『ひどい』『冷たい』とかさんざんな言われようでした……。出席しなきゃいけないという同調圧力が怖かったです」(Bさん)

 Bさんは、「お金の使い方は個人の自由であるはず」という持論を崩さない。

「3万円払ってお祝いしたくなるような相手ならいいですけど、そうじゃない程度の知り合いに払う3万円はありません。むしろ欠席という返事をもらった人は、その相手を批判するんじゃなくて、出す相手を間違えたんだなと思ってもらっていいです」(Bさん)

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