何がストレスになるかは、鍵と鍵穴のように人によって違う
小さなストレスも侮らず、ケアする必要があるという。
「たとえば、隣の人の香水がきつい、会社の加湿器に誰が水を入れるか決まっていないなど、些細なことでも蓄積していくと負担になります」
コロナ禍から日常が戻ってきたいまは、出社したり電車やトイレが混むだけでストレスを感じる人もいる。
「何がストレスになるかは、鍵と鍵穴のように人によって違うので、対策の第一歩はストレスに感じることと感じないことを紙に書き出し、自分の状態を毎日チェックすることです」
最近はストレス測定のスマホアプリなど、さまざまな便利アイテムも登場。まずは自分のストレッサーを見つけ出すことが先決だ。
【プロフィール】
大野萌子さん/産業カウンセラー。日本メンタルアップ支援機構代表理事、公認心理師。人間関係改善のコミュニケーションやストレスマネジメント分野を得意とする。
松島幸恵さん/精神科専門医。池袋オリーブメンタルクリニック院長。MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師で、ヨガやマインドフルネスの指導も行う。
次のページ:読者2943人のアンケートでわかった笑撃のストレス解消法