藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

【新NISAにも対応】数千円から始められる「ETF」の特徴 株式と投資信託のいいとこ取り、低コストで少額から投資できる魅力も

ETFの種類

 現在、ETFは約200銘柄上場しており、日本取引所グループのサイトに銘柄一覧が掲載されています。市場別、規模別、業種別、テーマ別など、分かりやすく並べられているので、気になるテーマがあるときにまずはETFがあるかどうか確認するのもよいですね。

 わたしは、半導体が投資テーマとして騒がれた去年、個別で何を選んでよいかわからなかったので、GX半導体関連日本株式ETF(2644)を購入しました。そのほか、銀行株を集めたNEXT FUNDS銀行(1631)も長期保有しています。個別で分析するにはハードルが高いけど、テーマとしておさえておきたい場合にETFはとても便利です。

ETFのチェックポイント

 ETFを買うときに必ず以下の点をチェックしましょう。

・信託報酬

 持っている間ずっとかかってくる費用なので、長期保有する場合はなおさらシビアに判断しましょう。

・純資産総額

 資産規模が小さすぎると運用が不安定になります。できれば100億円以上をおすすめします。

・売買単位

 ETFによって売買単位が異なります。

・平均売買高

 売買が活発に行われているかどうか、流動性をチェックします。1日の売買高があまりにも少ないものは避けたほうが無難です。

・チャート

 個別株と同様、上昇トレンドのものを選ぶと安心感があるでしょう。

 ETFを長期で保有する場合は、投資信託の積立投資のように、時間を分散して買うのをおすすめします。証券会社によっては、「るいとう(株式累積投資)」と呼ばれる積立投資があり、ETFにも対応しています。毎月一定額のETFを買い付けてくれるので、買い忘れを防ぐことができます。ただし、自分でETFを買うより手数料が高くなりますので、その点は留意ください。

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