家族と「縁を切る」という選択をした人たちの思いとは(イメージ)
60才以上の年寄りは山に捨てられるという因習に従い、母親をおぶって山まで行くが最後は子供がその非道さに気づき、2人で引き返す──民話「姥捨て山」の“美談”とは程遠く、現実で「家族を捨てたい」と考えるほど追いつめられた人の状況はもっと複雑で困難だ。「もう限界、だけど私しかいないから」そう思って苦しみながら親やきょうだいと対峙しているならば、人生の「第二章」をスタートさせるために、最後の手段があることを知っておいてほしい。「家族」という呪縛から、もう解放されていい。(プレミアム特集「家族を捨てる」全文公開)