家計

新生「Vポイント」を大解剖 還元率を高めるために実践したい「二重取り」「タッチ決済」などの基本テクニック

「Vポイント」をお得に活用するにはどうするか

「Vポイント」をお得に活用するにはどうするか

 買い物やキャッシュレス決済、ポイントサイトなどでポイントを貯めるポイ活が、物価高時代に花盛りだ。

「現在国内で発行されているポイントを金額に換算すると2.5兆円以上。これを活用しようと人々を囲い込むポイント経済圏では、いま共通ポイントの争奪戦が繰り広げられている状態でしょう」と説明するのは、ポイ活案内サイト『ポイ探』代表の菊地崇仁さん。

 そんななか、今年4月に誕生したのが新生「Vポイント」だ。

 三井住友カードで貯まる「ワールドプレゼント」や三井住友銀行で貯まる「SMBCポイント」(旧Vポイント)が、2020年に「Vポイント」と名称変更し、両社共通のポイントになった。これと「Tポイント」が統合されたのが、新生「Vポイント」だ(Tポイントは2003年にサービスを開始した、TUTAYAやその提携先でポイントが貯まるポイントで、共通ポイントの草分け的存在)。

新生「Vポイント」基本スペック早見表

新生「Vポイント」基本スペック早見表

 新生「Vポイント」の基本スペック(性能)は別掲表の通りで、中でも以下の3つが注目点だ。

【1】旧「Vポイント」と「Tポイント」の利用者数は合計1億5400万人(高頻度利用者数8600万人)。国内トップクラスの会員規模で、加盟店数は国内765万店以上。

【2】提示+決済の二重取りでポイントが貯めやすい。

【3】適用対象として、最大7%還元の主要コンビニや身近な飲食店が多いこと。

「レンタル店のポイントカードから発展したTポイントは、もともと〈貯めにくい〉のが最大のネックといわれてきた。一方、メガバンクが主体の旧Vポイントは、知名度がイマイチだった。そのため、Tポイントの約1億2800万人の顧客を取り込めた今回の統合は、互いに“ウィンウィン(双方が得する)”の戦略でした」(菊地さん)

 続けて、ポイ活に強いハイジ博士さんもこう語る。

「コンビニや外食で貯める方法や使い道が強化された一方、ショッピングサイトとの連携は不可欠なので、今後に期待しています。またVポイントは、ソラシドエアマイルに、1ポイント=2マイルの高レートで交換でき、航空券がお得に入手できる利点もあります」

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