住まい・不動産

民泊禁止のマンションで“観光客らしき外国人”の頻繁な出入りに戸惑う住人たち ゴミ置き場は荒れ、エントランスはホテルのロビー状態

住宅宿泊事業者には標識の掲示が義務付けられている(観光庁「民泊制度ポータルサイト」より)

住宅宿泊事業者には標識の掲示が義務付けられている(観光庁「民泊制度ポータルサイト」より)

スーツケースを持った外国人にマンションの場所を聞かれて…

 同じ階に外国人が出入りし、困惑する人もいる。都内在住の40代女性・Bさんは、「確信は持てないが、民泊が行われている気がする」と話す。

「スーツケースを持った数人の外国人が、エントランスの椅子に座っていました。まるでホテルのロビー状態です。最近は私の部屋と同じフロアで、夜中にインターフォンが鳴ったり、鍵を挿して開けようとする音が聞こえてきます。引っ越してきた人もいないのに、明らかに変な時間に、これまでにはなかった生活をしている人がいるということで、民泊が行われているかもしれないと疑うようになりました」

 民泊疑惑が深まる中、Bさんは「それを確信する現場に遭遇した」と振り返る。

「夜、帰宅途中にマンションの近くで、車から降りてくるスーツケースを持った外国人を目撃したんです。今思えば、空港から白タクで送迎してもらっているのかもしれないと思います。

 私のマンションは少し横道に入ったわかりづらい場所にあるのですが、彼らは私に、まさに私のマンションの場所を聞いてきました。わからないと言って逃げようかと思いましたが、行き先は同じなのでそうもいかず……。友人や知人の家なら直接連絡を取ればいいわけだし、怪しいですよね」(Bさん)

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