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話題の“本物のスライス入り”レモンサワー アサヒビール担当者が語る開発秘話 「レモンが浮かび上がるのがワクワクの一丁目一番地」

形状の異なるレモンスライスを缶に装入する機械の開発も困難を極めた(写真提供/アサヒビール)

形状の異なるレモンスライスを缶に装入する機械の開発も困難を極めた(写真提供/アサヒビール)

 缶によってレモンの大きさにばらつきがあり、種入りもある。

「種を取り除いたほうがいいとの意見も社内にありましたが、新しい体験、新しい価値を楽しんでいただくために、レモンの個体差を打ち出しています。レモンは缶の中で熟成するので、保存期間によって香りや味わいの変化も楽しめます」(同前)

 購入者からは「美味しく飲んだけど、普段楽しむには価格が高い」との意見もあり、エンタメ性に惹かれた客がリピート購入するかが、今後の課題となりそうだ。価格やアルコール度数の競争から距離を置く商品は、缶チューハイの「未来」をどう変えていくのだろう。

※週刊ポスト2024年7月12日号

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