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【新紙幣の偉人】千円札に描かれた“近代日本医学の父”北里柴三郎 予防医学の礎を築いた細菌学者の足跡をたどるゆかりの地

北里柴三郎(写真/AFLO)

北里柴三郎(写真/AFLO)

北里柴三郎ゆかりの地を歩く

●北里柴三郎記念館(熊本・阿蘇郡)
 博士の偉業をたたえ1987年に開館。博士から子供たちのために寄贈された図書館「北里文庫」、生家の一部、貴賓館が保存されている。
【住所】熊本県阿蘇郡小国町北里3199
【営業時間】9:30~16:30
【定休日】年末年始
【料金】入場料600円(大学生~)

●北里研究所(東京・港区)
 1914年に創立。狂犬病やインフルエンザ、赤痢などの血清開発に励む。戦禍を乗り越えなお伝染病の研究にいそしみ、生命科学の総合大学「北里大学」の発祥となる。キャンパス内には記念博物館もある。
【住所】東京都港区白金5-9-1(東京メトロ「白金台」駅よりすぐ)

●北里柴三郎の墓(東京・港区)
 78年の人生を医学の発展に費やし、予防医学の礎を築いた偉大な細菌学者はいま、青山霊園で静かに眠る。
【住所】東京都港区南青山2-32-2(東京メトロ「外苑前」駅より徒歩7分)

●顕彰碑(静岡・伊東市)
 今年建立。早くも伊東の名所に。柴三郎は晩年、静岡県伊東市内に別荘を構え、私財を投じて子供たちの通学用の橋を整備するなど地域に貢献。その功績をたたえたモニュメントは、伊東市在住の彫刻家・重岡建治氏が手掛けた。
【住所】静岡県伊東市松原(JR伊東線「伊東」駅より徒歩10分)

取材・文/川口ユウ イラスト/カツヤマケイコ

※女性セブン2024年7月11・18日号

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