広告の品、割引品から献立を組み立てる
毎日、買い物に出かける人もいる。パート勤務の40代女性・Bさんは、夫と小学生の子供と3人で暮らしているが、「その日の安い食材を買い、献立を作る」という。
「何も考えず、その日の広告の品や安い食材を中心に買っています。私は先に献立を考えるのが苦手なので、その日に入手できたもので何かつくるという感じです」
まとめ買いに挑戦したこともあるというBさん。「うちには無理だった」と話す。
「たとえばドリンクやお菓子などはまとめ買いや大容量のほうが安いことが多いですよね。でも、夫も息子もあればあるだけ、飲んだり食べてしまうタイプなので……。毎日買い物に行って、食べきるほうがいい。
ただもちろん、私がパート勤務で残業や突発的な仕事がないからできることで、ガッチリ働いている人には難しいだろうなとも思います。性格もありますが、ライフスタイルや、近所にスーパーがあるかどうかといった環境にもよりますよね」（Bさん）
食材によってまとめ買いと都度買いを使い分ける
買い物は週に2～3回という人もいる。IT企業勤務の20代男性・Cさんは、転職してテレワーク勤務がメインになり、必然的に自宅で食事を摂ることが増えた。
「以前はすべて外食で済ませていましたが、自分で買い物に行くようになると、節約を意識するようになりました。仕事が忙しくない日に、卵や納豆、食パンなど“絶対に食べる”ものをまとめ買いし、そうでないものはその都度買う感じで、買い物は1日か2日おきですね。
おかずとして何を食べたいかは基本的にその日に決めたいので、日持ちしないものを買い置きしすぎたくないんです」
一概にこれという正解がないだけに、悩ましい買い物スタイル。自分にとってストレスなく継続できる方法を選びたい。（了）
