「大黒天のご利益」
サンピアザプレイガイド(札幌市厚別区)は、1988年から営業している老舗売り場。かつてはコンサートやプロ野球のチケットなども扱っていたが、現在は宝くじと金券などの販売が中心だ。
「宝くじ売り場だとわかりにくいので、店の名称を変えようという声が上がったこともありました。ただ、近隣の皆さんにもこの店名が根付いて親しんでもらっていますので、そのまま続いています」(売り場責任者の荒川哲雄さん)
開店当初から1000万円を超える当せんが頻繁に出ていたという同売り場。特筆すべきは2010年と2011年だ。
「2010年の年末ジャンボで2等1億円、2011年のグリーンジャンボで1等2億5000万円と、億当せんが連続したことがあったんです。4億円が出たドリームに続いて、サマーでも“連続億当せん”を出しますよ」(荒川さん)
宝くじを購入した人の多くは、窓口横にある木彫りの大黒天像に当せん祈願をしていくという。
「大黒天さまは、商売繁盛、財運のご利益がある神さま。たくさんのお客さまが買い求めた宝くじを、“当たりますように”と大黒天さまにこすりつけて、ご利益を授かっています」(荒川さん)
売り場は、JR新札幌駅に直結する商業施設の3階にある。そう、今回紹介した3つの「北の幸運売り場」はすべてが、多くの人が行き交うモールやスーパーなどに併設されているという共通点があるのだ。賑やかな声が、億当せんの運気を呼び集めたのかもしれない。
北海道まで足を延ばすことはできなくても、身近にいつも買い物客で賑わう売り場があるなら、サマージャンボ大当たりへの期待も膨らむ?
※女性セブン2024年8月1日号