家計

ひとり身になっても意外に減らない「固定費」をいかに削減するか シニアの光熱費、家賃、保険などの見直し術

持ち家を売却してダウンサイジングも

 大きな出費削減が期待できるのが住居だ。

「ひとりで大きな家に住む必要はありません。持ち家の場合は今のうちに売却してダウンサイジングすることを夫婦で話し合っておきましょう。

 賃貸の場合も間取りが小さく家賃が安いマンションに引っ越すことが選択肢に入ります。一回の引っ越しで仲介手数料や敷金礼金で30万円ほどかかりますが、家賃が5000円安い物件に引っ越せば、5年で元が取れます」(小谷氏)

 タレントの岩本恭生氏(72)は10年前に妻を亡くしたのち、引っ越しを繰り返した。

「妻が他界した当時は子供2人と私の母と一緒に住んでいたので、部屋が多くて間取りが広く、家賃25万円以上する札幌市内のマンションに住んでいましたが、そこから小さな間取りの部屋に引っ越しました。その後、子供らが独立して家を離れるたびに手狭なマンションに引っ越し、今は愛犬と私だけで暮らしています。最初のマンションよりも家賃は10万円以上安くなりました」(岩本氏)

 真山氏が勧めるのはUR賃貸住宅だ。

「高齢になるほど物件が借りにくくなりますが、UR賃貸住宅は一定以上の貯金があれば年齢に関係なく入居できます。審査も厳しくなく、保証人も不要です」(真山氏)

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