前述の通り年間維持費が50万円かかることもある自家用車も見直しの対象になる。
「都市部の場合は駐車場代が高いうえ、公共交通機関が充実しているので、車がなくても困らない。街中の駐車場などを拠点に車を共同利用するカーシェアリングを利用すれば、料金は3時間で3000円程度です。車が手放せない地方でも、普通車から軽自動車に買い換えると自動車税が年間2万円ほど安くなり、燃費がよくなるのでガソリン代も浮きます」(真山氏)
加入している保険を見直すことも効果的だ。
「高額療養費制度があるので、医療保険は基本的に加入のメリットが薄い。“何のための保険か”を明確にすれば夫婦で保険料を大幅に見直せるはずです」(真山氏)
「増える出費」「変わらない出費」を把握し、削減術を知ることで、ひとり暮らしは怖くなくなる。
※週刊ポスト2024年8月2日号