トレンド

「100円アイスのイメージが…」 明治「スーパーカップ」が値上げで180円突破、消費者が意識する「アイスにかける金額の壁」

2024年9月2日出荷分より価格改定されるアイス(明治公式ホームページより)

2024年9月2日出荷分より価格改定されるアイス(明治公式ホームページより)

180円台になると感じる「アイスにかける金額の壁」

 アイスの値上げを踏み切るのは、明治だけではない。各メーカーの同価格帯の定番アイスにも及んでいる。

 すでに江崎グリコは6月1日出荷分から「パピコ」「アイスの実」などアイス65品の価格を改定。ロッテも9月1日出荷分から「雪見だいふく」「爽」など、市販用アイス39品(一部10月1日出荷分から)、森永製菓は9月2日出荷分から「チョコモナカジャンボ」「バニラモナカジャンボ」など冷菓10品を値上げする。明治の「スーパーカップ」と同じように180円台に突入する定番アイスも少なくない。

 アイスの値上げラッシュのなか、「アイスにかける金額の壁」を感じる人もいる。商社勤務の30代女性・Bさんは「180円超えはもう200円という気分」と語る。

「120円ぐらいまでは、“100円”という気分。『パピコ』『雪見だいふく』『チョコモナカジャンボ』などはだいたい100円程度でお手頃だったイメージが強いだけに、値上げに敏感になってしまいます。

 好きな『雪見だいふく』は、私が子供の頃は100円でした。今は150円ぐらいしますよね。個人的には180円台ともなると、もはや200円という認識。感覚的には120円までが“100円ぐらい”、130円~170円が“150円ぐらい”。アイスでいうと150円ぐらいまでなら安さを感じるけど、180円のように200円に近づくと躊躇してしまうかも」

次のページ:「アイス200円時代」の現実味

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。