180円台になると感じる「アイスにかける金額の壁」
アイスの値上げを踏み切るのは、明治だけではない。各メーカーの同価格帯の定番アイスにも及んでいる。
すでに江崎グリコは6月1日出荷分から「パピコ」「アイスの実」などアイス65品の価格を改定。ロッテも9月1日出荷分から「雪見だいふく」「爽」など、市販用アイス39品(一部10月1日出荷分から)、森永製菓は9月2日出荷分から「チョコモナカジャンボ」「バニラモナカジャンボ」など冷菓10品を値上げする。明治の「スーパーカップ」と同じように180円台に突入する定番アイスも少なくない。
アイスの値上げラッシュのなか、「アイスにかける金額の壁」を感じる人もいる。商社勤務の30代女性・Bさんは「180円超えはもう200円という気分」と語る。
「120円ぐらいまでは、“100円”という気分。『パピコ』『雪見だいふく』『チョコモナカジャンボ』などはだいたい100円程度でお手頃だったイメージが強いだけに、値上げに敏感になってしまいます。
好きな『雪見だいふく』は、私が子供の頃は100円でした。今は150円ぐらいしますよね。個人的には180円台ともなると、もはや200円という認識。感覚的には120円までが“100円ぐらい”、130円~170円が“150円ぐらい”。アイスでいうと150円ぐらいまでなら安さを感じるけど、180円のように200円に近づくと躊躇してしまうかも」