「働いていない専業主婦はもともと課税所得がないので、その恩恵は受けられません。ですが、運用利回りも非課税で、年金受け取り時も控除があるので、メリットは充分です。年収の多いサラリーマン夫や自営業夫ならば、もともとの税率が高いので、さらに大きな額の税金を取り戻せます」
口座の金融機関は「管理手数料の安さ」で選ぶ
iDeCoに入るためには、金融機関で専用口座を作る必要があるが、そんなに難しい手続きではない。大手の三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行でもいいし、ゆうちょ銀行もOK。ネット銀行でもいいし、野村証券や大和証券などの証券会社でもいい。
ただし、1度選んだら基本的に変更はできないので、そこは慎重に。ポイントは「管理手数料の安さ」だ。
最初に支払う「新規加入手数料」はどこの金融機関も2800円と変わらないが、「口座管理手数料」は年間2000円程度から8000円程度とバラつきがある。その6000円の差は大きい。20年間積み立てたとすると、12万円の差になる。
※女性セブン2017年2月23日号