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億り人会社員・なのなの氏が実践する“誰でも真似できる”配当株投資術 「銘柄選びのポイントはたった2つ」

兼業投資家で年間540万円の配当金収入を得ているなのなの氏

兼業投資家で年間540万円の配当金収入を得ているなのなの氏

 配当利回りの高い銘柄を保有する投資で、「億り人」になったなのなの氏。会社員を続けながら、兼業投資家として成功した秘訣は何か。なのなの氏に配当株投資のポイントを聞いた。

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 私の基本戦略は、「高配当」な「バリュー株(割安株)」に分散投資することです。

 投資を始めてしばらくは勝てない時期が続きましたが、配当利回りの高いバリュー株の中から業績が右肩上がりの銘柄を選んで投資することによって、長期で安定的な配当金収入が得られるようになりました。

 高配当で好業績が続く企業の株価は、結果的に上昇も望めます。その投資手法によって、私の資産は1億円を超えました。本業はサラリーマンですが、兼業投資家として月45万円、年間540万円の配当金収入も得られるようになっています。

 銘柄選びの主なポイントは「配当利回りが4%以上」「業績が右肩上がり」の2つです。

 昨年来、株主還元強化の動きが高まっており、配当利回り4%以上の銘柄は東証上場銘柄の中でも400社以上にのぼります。その中から少なくとも3年の業績推移を見て、右肩上がりの銘柄を選びます。このやり方は難しくなく、誰でも真似できる再現性の高い方法ではないかと考えています。

(以下、図表で《なのなの氏が注目する“いま仕込みたい株”5選》を紹介)

なのなの氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

なのなの氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

 そもそも配当利回りは株価が上がれば低くなり、株価が下がれば高まるものですが、それによって配当金額が変わることはありません。そのうえ、高配当株は現在のように市場が混乱している時ほど高いパフォーマンスを示すので、リスクも低い。つまり、いちいち市場状況や株価に気を揉む必要がなくなるのです。

 何より安定的に高配当を出し続けられる企業は経営基盤がしっかりして業績も伸び続けているので、安心感があります。そんな銘柄を長期保有すれば、配当金を得ながら老後資金を形成していくことも十分可能なはずです。老後資産は3500万円が必要という不安の解消にもつながるに違いありません。

【プロフィール】
なのなの/兼業投資家。投資歴20年以上。当初6年間は赤字だったが、高配当株をメインとした2008年以降は15年連続で黒字。2021年に1億円達成し、現在の保有資産は1億7800万円。著書に『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える「爆配当」株投資』(KADOKAWA)。

※週刊ポスト2024年8月16・23日号

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