2位は楽天グループ・三木谷浩史会長の妻、三木谷晴子氏。2001年までは楽天副社長として夫を支えた。近年は文化・芸術分野に進出し、2021年まで一般財団法人牧阿佐美バレヱ団の理事長を務めた。同時期に理事だった出川博一氏(アートオブセッション代表取締役)が言う。
「娘さんがバレエをやられている縁で、理事長就任を依頼しました。楽天時代の経験や人脈を駆使して尽力され、資金面だけでなく動員にも力を尽くされた。2021年に牧さんが亡くなられると理事長職を退かれましたが、現在は橘バレヱ学校の理事長に就任されています」
6位の野田みづき氏は、夫でシステムインテグレータのオービック会長・順弘氏とともに「馬主」として有名だ。競馬評論家の阿部幸太郎氏が言う。
「今年の日本ダービーでは順弘さんが所有するダノンデサイルが優勝してダービーオーナーに。セレモニーでは夫婦で馬車に乗り、手を振って喜んでいた。みづきさんも『ミッキー』の冠名の馬を多く所有、今年は2頭が重賞を制覇し絶好調です」
ホースコラボレーターの細江純子氏はダービーの日の様子をこう語る。
「あの日、周囲の馬主さん方も自分のことのように喜び、偶然、その場に居合わせた私にまでご祝儀をくださいました」
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