旅行前にお互いの価値観を確認
IT企業勤務の30代女性・Bさんは“旅行で飲食費をケチりたくない派”。旅行の際、仲間内でもめないために対策を講じるようになったという。
「私は高いお金を払ってもいいから、名物やそこでしか食べられないものを食べたい。でも推し活を通して仲良くなった友人との旅行の際、宿泊する旅館で食事がセットのプランを予約しようとしたら、彼女はかたくなに素泊まりをしたいという。外の飲食店で何かおいしいものを食べたいわけでもなくて、単純に食費をかけたくない人でした。
友人は観光地や“聖地”へ行くことに重きを置いていて、飲食費も推しに関わるものならいくらでも出すけど、自分の食事は二の次だったんです」
それでも「互いの推しについて語るのは楽しかった」というBさん。旅行前に話し合いの場を設けることにした。
「ホテルは素泊まり。ただし『1食は現地のものを一緒に食べる』という約束をし、時には別行動をするようにしました。誰かと旅行に行く時は、事前に食にまつわる価値観を確認しておいた方がいいですね」(Bさん)
次のページ:高い値段を出してがっかりしたくない